【楽天市場】今更聞けない？！　楽天新スマホトップざっくり解説

はじめに

みなさんこんにちは！デザイナーの宮下です。

2023年も残りわずかとなってまいりました。
新スマホトップの完全移行が近づいていますが、移行作業はお済みでしょうか？
日々色々な業務がある中でついつい後回しになっていませんか？

楽天はスマートフォンからの利用者が8割程度と言われるほどスマートフォンユーザーが多くなっています。楽天GOLDなどでしっかりと作り込んでいる店舗様は特に、対応が必要となってきます。

対応しないといけないとは思いつつ、まだ対応できていない店舗様もいるかと思います。
「聞いたことあるけど、どうしたらいのかわからない」「気づいたら勝手に切り替わっていた…」「移行したもののデザイン性がいまいち」などのお問い合わせやお声ををいただくことも増えております。

---

今更聞けない新スマホトップについての概要

新スマホトップページとは

スマートフォン用とPC用における店舗トップページのデザインを一新し、全店舗レイアウトを統一するプロジェクトになります。
新スマホトップの移行について楽天市場は「統一」と「多様性」という言葉で説明しています。

今まで楽天GOLDなどで自由に制作していたので楽天市場内でそれぞれの店舗のトップページの使い方が違うため、ユーザーにとっては分かりにくい要因になっていました。
今回の新スマホトップの移行で『ショップの基本構造』『ナビゲーションやレイアウト』を「統一」することにより、ユーザーがより分かりやすく、ページ内の回遊性向上が見込めるようにします。

「多様性」の部分では、RMSから利用でき、HTMLやCSSの知識がなくても楽天GOLDでテクニックを駆使したり、外部サービスを利用したりして表現していた上級者向けの構造が、誰でも簡単に使えるようになるということです。

ちなみに今年6月には新店舗用PCトップページがリリースされたのですが、こちらに関しては移行は必須でなく、現在お使いのPC用トップページの提供終了時期なども特に予定はされていません。

あくまでもスマホのみが移行必須の対象となっています。

移行しないとどうなるの？

2023年12月時点で新スマホトップへ切り替えていない場合、楽天システム側にて強制的に新スマホトップへの切り替えが行われます。（現状、具体的な日時は不明です。）

その際、RMSでご設定されているデフォルトのページは「スマートフォン用共通バナー」や楽天システム側で自動表示される「おすすめ商品」「ショップレビュー」のみが表示されたとてもシンプルなページとなりますため、どうぞご注意くださいませ。

新店舗用スマホトップページに向けて移行完了している方、今準備中という方もいらっしゃるかと思うのですが、元々GOLDを使用していなかった店舗様に関しては既に新スマホトップに移行されており「何もしていないのに気が付いたら既に移行が完了していた！」ということも・・・。

詳細は以下RMS店舗運営Naviをご確認ください。
※RMSにログインしてご確認ください。
https://navi-manual.faq.rakuten.net/design/000045657

結局何をしないといけないの？

2023年12月時点で新スマホトップへ切り替えが必要になります。
切り替えにはRMSのトップページ設定にある「+ページを新規制作」のボタンよりトップページを作成して「反映する」ことで切り替えられます。

※一度切り替えてしまうとGOLDのページは表示されなくなるので注意が必要です。

今年も残すところ後2か月…。GOLD版で掲載しているコンテンツや導線はすべてページから無くなってしまいますので注意が必要です。

詳細は以下RMS店舗運営Naviをご確認ください。
※RMSにログインしてご確認ください。
https://navi-manual.faq.rakuten.net/design/000046735?l-id=ManualLeftNavi

---

新スマホトップのメリット・デメリット

デメリットがあるから切り替えはやめておく！ということはできないのですが、メリットとデメリットを理解することでより適切に新スマホトップを作成していくことができますのでここで整理しておきましょう。

移行のメリット

①パーツで直感的にレイアウトできる

HTMLやCSSの知識がなくても操作できるようになります。画面操作のみで直感的にページデザインを作れるため、バナー素材さえあればスライドできるバナーを設置することも可能です。
「画像」や「テキスト」など用意されたパーツを組み合わせることにより、誰でもデザインを構築できるようになります。

②スマホトップを複数作成、保存しておくことが可能

作成したトップページを複数保存しておくことができます。反映する時間なども設定が可能なのでトップページだけでなくセール専用のトップページを作成しておき、セール期間だけトップページを切り替えることができます。

③更新作業が楽

商品管理番号を入れるだけで導線を作ることができ、サムネが表示されます。サムネイルを変更した際トップページのサムネイルも自動で更新されるので、全体的に更新作業が楽になります。

移行のデメリット

①独自のHTML/CSSは利用不可

日々の更新でパーツが増えてはいますがテキストのフォントが選べなかったりパーツとパーツの間に余白が生まれてしまうなど、見た目の調整が難しいのが現状です。

また、使えるパーツが全店舗一緒になるので他店舗と違う動きができなくなり、デザインで他店舗と差をつけるのが難しくなります。

②背景色・背景画像の指定などデザインを含め、細かなカスタマイズは不可

現在背景色・背景画像の指定などデザインを含め、細かなカスタマイズなどは指定できません。
また、パーツには使用上限数があるので使用するパーツの数にも注意しながらページを構築していく必要があります。

③メニューなどの設定ができなくなる

楽天GOLDでトップページを作り込んでいた場合、ハンバーガーメニューなどを設置していることが多いかと思いますが、新スマホトップのレイアウトでは独自のハンバーガーメニューが設定出来ません。

独自のメニューが設定できないので、トップからの遷移は基本的にコンテンツ内の物だけになり、上からスクロールして見てくしかない状態です。
そのため今まで以上に、ユーザビリティを踏まえたレイアウトを意識する必要があります。

④パーツの数に制限がある

入れられるパーツに制限があるので、入れようと思っていたコンテンツが全部入らないことも多々あります。
入れたいコンテンツの優先度をしっかり決めておく必要があります。

---

新スマホトップで店舗のブランディングを強めるには？

新スマホトップに完全移行することで編集自体は簡単になるものの、デザイン面ではかなり制限がかかってしまうことが見えてきたかと思います。

デザインの制限がある中で他店舗と差をつけられるトップページを作ることは難しいのでしょうか？
どうにかしてブランドのイメージやオリジナル感を出せないのか？と思いますよね。
大丈夫です！新スマホトップ用に構成を考えたり、バナーやタイトル用の画像をしっかり作り込むことでオリジナル感を出すことは可能です！

スライダー用の画像を作り込んで作成したり、オリジナルのタイトルパーツ画像を作成するなどして制限の中でデザイン性のあるトップページを制作した参考をいくつか紹介します。

パーツを作り込むことによって制限のある新スマホトップでもデザイン性を持たせることが可能です。ぜひみなさんもパーツ素材を作ってみてください！

---

さいごに

今回は2023年12月に完全移行になる新スマホトップについてざっくり解説しました！

より簡単に効果的なトップページ作成ができるようになった新スマホトップですが、今まで楽天GOLDで作成してきたような「クオリティの高いページ」やイベントなどの「シーンにあったページ」を新スマホトップの仕様で作成するためにはある程度の知識や慣れが必要です。
とはいえ12月には移行になってしまうのでご対応はお早めに！

弊社ではPCのデザインに合わせてスマートフォン用のトップページの構成などをご提案することも可能です。
「他店舗と差のつく新スマホトップの制作をしたい」
「楽天GOLDで作成したトップページを移行したい」
「デザイン性のある新スマホトップにしたい」
とお考えの店舗様は、ぜひ一度お問い合わせページからご相談ください。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。